人感センサーで100Vのオンオフ その2

順調に動いていた人感センサーですがある時からライトがチカチカ点滅するようになってしまいました。チカチカの原因はセンサと思い新しいセンサーを購入して付け替えると今度は全く点灯しません。

先ずは、センサの出力確認

この人感センサ元々信号出力が小さくSSRの駆動に不安を感じていました。

人感センサー単体でトリガー出力を測ると約3.3Vですが、SSRを繋ぐと1.4Vとなりました。SSRの駆動には3V以上が必要なのでライトが点灯しないのも当たり前。前回はかろうじてSSRを駆動出来る出力だったのだろう。製品のばらつきと思います。ただ、センサーのばらつきで点灯したりしなかったりするのは困ります。出力を安定するために信号をトランジスタで増幅する事にしました。

トランジスタで信号を増幅

前回の回路(左)を下記の様に変更しました。

回路の説明

  • 水色の四角で囲った部分が制御回路です。構成は
    • ダイオード2つ
    • 抵抗1個
    • トランジスタ1個
    • センサと繋ぐコネクタ(3芯)2個 (A,B部)
    • SSRと繋ぐコネクタ(2芯)1個 (C部)
    • 電源
  • センサの電源5VはUSB ACアダプターから取っています。
  • このアダプターの5VとGNDをセンサーに供給します。
  • 各センサーから帰ってくる出力はダイオードを通してトランジスタ(2SC1815)のベースにつながっています。
  • 2SC1815はベースが0.7V以上になればオンします。今回のセンサー出力で十分オン状態になります。
  • トランジスタがオンするとSSRに5Vがかかります。SSRはDC3から8Vで駆動しますので駆動範囲です。
  • 電流もトランジスタ駆動で十分流れます。電流確保の為前回行ったジャンパーも無し(何もしない)でOKでした
  • 最終的にこんな感じ。実際にはセンサーとSSRが遠くに有るのでコードの長さは約3から5m位になります。

最後に

実は今回この人感センサーを5個買っていました。センサ出力直つなぎでは1つも動作しなかった時はとても悲しかったです。前回は3個買って3個全て動作しました。前回は運が良かったのでしょう。トランジスタの増幅を入れてから全てのセンサで動作する様になりました。それも追加配線無しで。5個無駄にならなくて良かったです。