バッテリーWP1.2-12(2)

Solar Panelを使って発電し、家電を動かす事を目標に色んな物を製作、評価して行きたいと思います。今回は,”PWM調光機能付き定電流LEDドライバ(NJW4616)“で使用したバッテリーについて調べて見ました

今回は日中にソーラパネルで発電しバッテリーに充電。夜バッテリーでLEDを点灯させる機器の製作を目指します。そもそも、なんでこのバッテリーを選んだのか特別な理由は有りません。強いて言えば

  • とりあえずバッテリーを買ってみたい。
  • 値段的に900円は高くない。
  • 多分12Vは一般的。

くらいです。そこでこのバッテリーについて調べて見ます。秋月電子のHPには、主な仕様として以下が表記されています。

・分類:二次電池
・種類:Pb(鉛蓄電池)
・公称電圧:12V
・公称容量:1.2Ah(20hr)
・内部抵抗:78mΩ(1kHz)
・最大放電電流:118A(5秒)
・端子:F1(#187)
・充電電圧(サイクルユース):14.4~15.0V
・充電電圧(スタンバイユース):13.5~13.8V
・充電電流:~0.36A
・重量:0.608kg

二次電池とは蓄電池の事つまりバッテリー。鉛蓄電池とは鉛板と酸化鉛の2つから構成される電池のこと。秋月電子のHPに有るテクニカルマニュアル(英文)(2から3ページ)に、バッテリーの構造が説明されています。参照下さい。

  • 公称電圧:12V。
    • 添付テクニカルマニュアル(英文)(9ページ)に有る文章から出荷時にはフル充電される。
    • 購入時にオープン電圧を測定し12Vバッテリーで12.65V より電圧が低ければ(製造後60日以内)工場に連絡下さいと有ります。
    • 12Vのバッテリーですが電圧は12Vより高い様です。
  • 公称容量:1.2Ah(20hr)
    • 1.2Ahの、”Ah”ですが、アンペア(A)とアワー(h)を掛けたもの。
    • 例えば、0.5アンペアーを3時間流せば、 0.5 x 3 = 1.5 Ahとなります
    • (20hr)ですが、1.2Ahの時間を20時間としている様です。
    • よって20時間で流す電流は、1.2 ÷ 20 = 0.06A 60mAとなります
    • 秋月電子のHPに有る資料、WP1.2-12 PDFデータシートに流す電流と時間の関係の説明が有ります。
      • 20hour rate ( 0.06A to10.50V )1.2Ah
      • 10hour rate ( 0.12A to10.50V )1.14Ah
      • 5hour rate ( 0.204A to10.20V )1.02Ah
      • 1C (1.2Ato9.60V )0.54Ah
      • 3C (3.6Ato9.60V )0.42Ah
    • 1.2Ahといっても流す電流によって性能が違って来る様です。このバッテリー推奨電流は0.06Aで、それより大きな電流を流すと性能が落ちる様です。
    • WP1.2-12 PDFデータシート下の方にDischarge Time VS. Discharge Current (20 )のグラフが有ります。このグラフからも流す電流が多いと放電時間が短くなる事が分かります。
    • 推奨の0.06Aのカーブを見ると、最初の電圧が13Vより若干低い値を示しています。多分フル充電でこの値になるのだと思います。
    • 同グラフから多くの電流を流すと最初の電圧も下がる事が分かります。
  • 内部抵抗:78mΩ(1kHz)
    • 何を意味しているかわかりません。
  • 最大放電電流:118A(5秒)
    • 5秒間だけなら118A 流せるということでしょうか。
  • 充電電圧(サイクルユース):14.4~15.0V
    • サイクルユースとは一般的な充電して使うを指す様です。
    • そのような使い方をする場合の充電電圧
  • 充電電圧(スタンバイユース):13.5~13.8V
    • スタンバイユースとは、充電後ほとんど使われず自己放電が主な使い方
    • そのような使い方をする場合の充電電圧
  • 充電電流:~0.36A
    • 普通充電の場合、バッテリー容量の1/10の電流で充電するのが一般的。
    • 1.2Ahなので、1/10なら0.12A。
    • 急速充電では大きな電流を流す。その場合でも0.36Aを超えない事という意味か。

資料にはその他多くの事が書かれていますが、今の段階では理解出来ません。後分かった事は、”100%放電は避けろ” くらいです。