Raspberry Piでソフトを開発する時はDeskTopPCでコーディングしPiで実行するパターンが多いと思います。この様なケースで役に立つのが、SSH(Secure Shell)です。
Raspberry Pi 側のセットアップ
先ずは、Raspberry Pi を上げて、左上のラズベリーアイコンをクリック->設定ー>Raspberry Piの設定と選ぶと、設定画面が表示されます。
ここで、上のタブのインターフェースを選んで下さい。
この画面で、SSHを有効にする為にSSHの有効ボタンをクリックします。今回はついでに、VNC SPI I2C も有効にしています。
OKボタンを押して、Raspberry Pi側のセットアップは終了です。Raspberry Piを再起動しましょう。
Ubuntu側のセットアップと接続
Ubuntuは既にSSHがインストールされているので特別なセットアップはいりません。端末を開いてコマンドを入力すればOKです。コマンドは、
ssh user@IP_Address
です。User, IP_Address 共にRaspberry Pi の値です。これらはRaspberry Pi側で端末を上げて、ifconfig と入力すれば確認出来ます。
- IP_Address
- wlan0:inetのアドレス 192.168.3.12
- User
- カーソルの前に pi@raspberrypi:~ $と有りますが、piがそれです。
User, IP_Addressが分かったところでUbuntuに戻りUbuntuの端末を上げてSSHを実行。初回は下記の様な警告が出ます。
ここで、”yes” を入力してもう一度、SSHを実行すると。こんな感じで繋がります。
一番上のカーソルから左は、kita_note@………になっていますが、sshを実行した後(一番下)は、pi@raspberrypi となっています。raspberry pi につながっています。
Host Nameでつなぐ
いちいちRaspberry Pi側でIP_Addressを確認してからSSHを実行しているのではとても不便です。そこで、HostNameを使ってRaspberry Piにつなぎたいと思います。ちなみにHostNameとは、Raspberry Pi 端末のカーソルの前の文字列、今回は、pi@raspberrypi: で、@以下の ”raspberrypi” がそれに当たります。
実際には前回の ssh pi@192.168.3.12 と入力した所を ssh pi@raspberrypi.local とすればOKです。
これは、Raspberry Pi に ”avahi” アプリがインストールされており、それがデフォルトで有効になっているからです。
便利なソフトがRaspberry Piにデフォルトでインストールされていました。