M-cmd

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mkdir

ディレクトリを作成する。

書式: mkdir [オプション] ディレクトリ名

オプション 説明
-m アクセス権 指定したアクセス権でディレクトリを作成
-p 引数に階層のあるディレクトリを指定した場合、存在しない中間ディレクトリも同時に作成

例:
  mkdir samp
  mkdir -m 755 samp

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mount

ファイルシステムをマウントする。
オプション無しで実行すると、現在マウントされているファイルシステムの一覧が表示される
(/etc/mtab : 現在マウントされているファイルシステムの情報が格納されているファイル)

書式

mount [オプション] [マウントするデバイス名] [マウントポイント]

オプション 説明
-a /etc/fstab に記述されているファイルシステム全てマウント(noautoが指定されているものは除く)
-o 続けてマウントオプションを指定
-t 続けてファイルシステムの種類を指定(指定しない場合は自動で種類を推測)
–bind 書式:mount — bind <dir1> <dir2> / ディレクトリdir1をdir2にマウントする
マウントオプション 説明
async ファイルシステムの入出力を非同期で実行
auto mount -a コマンドの実行時にマウントする
noauto mount -a コマンドの実行にマウントしない
defaults デフォルトのオプションを設定(async, auto, dev, exec, nouser, rw, suid)
exec バイナリの実行を許可
noexe バイナリの実行を禁止
ro 読み取り専用モードでマウント
rw 読み書き可能モードでマウント
unhide 隠しファイルも表示
suid SUIDとSGIDの有効化
user 一般ユーザーにマウントを許可する
users 一般ユーザーにマウントを許可し、マウントを実行していないユーザーにアンマウントを許可
nouser 一般ユーザーのマウントを許可しない

例)ext3ファイルシステムの「/dev/sda2」を「/mnt/mydata」に読み取り専用(ro)でマウントする場合
  mount -t ext3 -o ro /dev/sda2 /mnt/mydata

例)USBメモリをmountする。
  ”sudo fdisk -l” コマンドでUSBメモリを確認。(通常: /dev/sda1)
  ”usb1”とマウント先の作成: sudo mkdir /mnt/usb1
  マウント: sudo mount /dev/sda1 /mnt/usb1  

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mv

ディレクトリやファイルを別のディレクトリへ移動。ディレクトリ名やファイル名を変更する。

書式: mv [オプション] [移動させたいディレクトリ(またはファイル)名] [移動先のディレクトリ名]

オプション 説明
 -f 移動先に同名のファイルがある場合、強制的に移動(上書き)。
-i 移動先に同名のファイルがある場合、確認メッセージを表示。
-b

移動により上書き(削除)されるファイルのバックアップを作成。

-n 移動先に同名のディレクトリ(またはファイル)がある場合は、処理を実行しない。
-v 移動処理を行う際の詳細情報を表示。

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