プロセスを終了させるコマンド。対象とするプロセス名を正規表現で指定。
killall abc:「abcという名前のプロセス」を対象
pkill abc: 「名前にabcを含む全てのプロセス」が対象。
書式:pkill [-シグナル名または-シグナル番号] プロセス名(コマンド名)
pkill –signal [-シグナル名または-シグナル番号] プロセス名(コマンド名)
オプション | 説明 |
– シグナル | 送信するシグナルを番号またはシグナル名で指定する |
-P プロセスID | 指定したプロセスIDが親であるプロセスを対象とする。プロセスIDは「,」区切りで複数指定可能 |
-u ユーザーID | 指定した実効ユーザー(effective user)によるプロセスを対象とする。ユーザーは名前またはIDで指定し、「,」区切りで複数指定可能 |
-U ユーザ | 指定した実ユーザー(real user)によるプロセスを対象とする。ユーザーは名前またはIDで指定し、「,」区切りで複数指定可能 |
-G グループ | 指定した実グループ(real group ID)によるプロセスを対象とする。グループは名前またはIDで指定し、「,」区切りで複数指定可能 |
-g グループID | 指定したプロセスグループのいずれかに属するプロセスを対象とする。グループIDは「,」区切りで複数指定可能で、「0」はpkill自身のプロセスグループと見なされる |
-s セッションID | 指定したセッションIDであるプロセスを対象とする。セッションIDは「,」区切りで複数指定可能、「0」はpkill自身のプロセスグループと見なされる |
シグナル名 | シグナル番号 |
説明 |
HUP(SIGHUP) | 1 | ハングアップ(端末が制御不能もしくは切断による終了) |
INT(SIGINT) | 2 | キーボードからの割り込み(Ctrl+Cと同じ) |
KILL(SIGKILL) | 9 | 強制終了(デフォルトよりも強制的に修正する) |
TERM(SIGTERM) | 15 | クリーンアップして終了(デフォルトの設定だ) |
CONT(SIGCONT) | 18 | 一時停止のプロセスを再開 |
STOP(SIGSTOP) | 19 | 一時停止 |
TSTP(SIGTSTP) | 20 | 端末から入力された一時停止(Ctrl+Zキーと同じ) |