シェル変数
変数を設定したシェル上でのみ有効な変数。
シェル変数LPICの値をtestにする -> LPIC=test
シェル変数LPICを削除 -> unset LPIC
変数を設定したシェル上でのみ有効な変数で、exportすることによって環境変数とすることができる
set： 設定されている全てのシェル変数や環境変数、シェル関数を表示。
環境変数
変数を設定したシェル上と、そこから起動されるシェルやアプリケーション、コマンドで有効な変数。
設定は子プロセスに引き継がれる。
環境変数はexportコマンドを使用して export 環境変数=値 で作成。
予め容易されている代表的は環境変数
| 環境変数 | 内容 |
| HISTFILE | コマンド履歴保存ファイルパス |
| HISTSIZE | 現在のシェルでのコマンド履歴の保存数 |
| HISTFILESIZE | コマンド履歴保存ファイルパスへの履歴保存数 |
| PATH | コマンドやプログラムへのパス一覧。 |
| パスを指定しなくてもコマンドを実行できるようにするために使用される。 | |
| 複数の値（ディレクトリ）が「：」で区切られて設定されている。 | |
| ｰ> /usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin | |
| 設定方法：PATH=$PATH:追加ディレクトリ名 / export PATH=$PATH:/sbin | |
| PWD | カレントディレクトリ |
| HOSTNAME | ホスト名 |
| USER | 現在のユーザー |
| LANG | ロケール（言語処理方式） |
| HOME | カレントユーザのホームディレクトリ |
| LOGNAME | ログインシェルのユーザ名 |
| PS1 | プロンプトの表示文字列 |
| PS2 | 複数行にわたる入力時のプロンプト |
| LS_COLORS | ファイルリストを一覧表示する際の文字色設定値 |
関連コマンド
| コマンド | 内容 |
| set | 設定されている全てのシェル変数や環境変数、シェル関数を表示。 |
| export 環境変数=値 | シェル変数から環境変数の作成。 |
| env | 全ての環境変数とその値を表示する。 |
| printenv 環境変数 | 指定した環境変数の値を表示する。 |
| echo $環境変数 | 指定した環境変数の値を表示する。変数の先頭に「$」を付ける。 |
使用例
