アンテナ付きのFMラジオモジュールです。ESP32で簡単にコントロール出来ると思い買って見ました。
ジャックは2つ有りアンテナとヘッドフォン用です。インタフェイスはI2C。電源は5Vが必要の様です。
ハード編
回路は簡単です。ESP32開発ボードから、GPIO21をSDAに、GPIO16をSCLに接続。TEA5767の電源にはVIN(PCと開発ボードをUSBで接続している場合、VINには5Vが出力される)を接続しています。
ソフト編
ソフトはこれを使って見ました。TEA5767-Library リンク先をダウンロードしライブラリーを追加。リンク先の StationFinder-NewVersion.inoを回路に合わせて修正して実行します。修正箇所は以下の3箇所です。
- setup() 直後の Serial.begin(baud);をSerial.begin(115200);に変更
- その直後に Wire.begin(21,16);を追加(SDAとSCLの設定)
- その下の radio.init(minlvl);をradio.init(76);と変更(76MHzから検索)
このプログラムは指定した周波数から108MHzまでのラジオ局を検索します。シリアルモニターを上げて実行すると、モニターに80MHzから0.1MHz刻みで108MHzまで値が表示され最後に”Found 0 Station(s):”と表示されました。これは検索範囲にラジオ局が無いという結果です。この範囲には幾つかラジオ局は有るのですが。
プログラムを見ると、radio.setFrequency()でラジオ局の選曲が、radio.setMuted(false);でミュートが解除される事が分かりました。そこで、ラジオ局の検索の次にラジオ局を指定して繋がるが確認して見ました。下記はradio.setFrequency(81.3);とJ-WAVEを指定した例です。
指定した幾つか局が聞けたのですが、全て感度が良く無い状態でした。何だこのモジュール性能が悪いなと思ったのですが、自宅に有った市販のFMラジオでも同様に感度が悪くモジュールの性能では無く単に自宅の電波状態が悪いだけでした。ネットで調べて4メートル位のワイヤーでアンテナを作ったらかなり綺麗に聞こえました。
最後に
今回は自宅の電波状態が悪いのでこれ以上の評価が出来ませんでした。電波の状態が良ければ簡単に管理が出来る良いモジュールと思います。