ルートディレクトリを見る(1)

モニター(端末)に入ると、最初の画面はこんな感じ。カーソルの前の、”pi@raspberrypi” は ホスト名、”raspberrypi” に ユーザー、”pi” ログインしている状態を示しています。通常:以下に現在のパスが表示されますが今は、”〜” になっています。これは現在のユーザのホームディレクトリパスを表しています。現在のユーザは、”pi” なので、ホームディレクトリは、”/home/pi” になります。”〜” = ”/home/pi”。 pwd と入力すると現在のパスhが表示されるので確認して見ましょう。確かに、”/home/pi” と表示されました。

この状態から cd コマンドを使用してルートディレクトリに移動し、ls -al でルートディレクトリ中身を表示すると、

こんな感じになります。ここに、一般的はlinuxのディレクトリ構造をまとめたページが有ります。さすがにLinux。 とほとんど同じホルダーが有ります。

表示されているフォルダ、ユーザ、”pi” に実行件は有りますが、流石に書き込める場所がちょっと見当足りません。ユーザ、”pi” に書き込み権限が有るのは

  • lrwxrwxrwx 1 root root 7 1月 11 21:50 bin -> usr/bin
  • lrwxrwxrwx 1 root root 7 1月 11 21:50 lib -> usr/lib
  • lrwxrwxrwx 1 root root 8 1月 11 21:50 sbin -> usr/sbin
  • drwxrwxrwt 18 root root 4096 2月 14 19:36 tmp

最初の3つはシンボリックで、シンボリック先は以下の様になっていて

ユーザ、”pi” に書き込み権限が有りません。最後の、”tmp”ですが、前回の、”File Nameの色” から、”スティッキービット”が適用されている事が分かります。ここには書き込みが出来ます。フォルダ、”tmp” の内容を表示すると

ほとんど今日作成されたファイルの様です。また、ここ には

一時ファイルを格納するためのディレクトリで、再起動すると中身が削除される 

と有ります。試しに何かファイルをコピーして、Raspberry Piを再起動して見ます。ホームディレクトリから、”123.txt” をコピー。

真ん中位に、”123.txt” が有ります。この状態で、Raspberry Pi を再起動して見ます。

確かに、”123.txt” は消えています。起動時にこのフォルダーに有ったファイルは全て消されて、立ち上げに必要は一時ファイルがここに保存される様です。今の実力ではこの程度しか出来ません。残念ながら。