ネットを見ていたら納豆を自作するページが有りました。納豆は毎日食べていますが値段が安く自分で作ろうという発想は無かったのですが以外と簡単そうだったのでやって見ようと思いました。
必要はものは?
納豆を作るのに必要なものは、
- 大豆 スーパーで売っている。
- 納豆菌 市販の納豆から取れる。
- 保温器 40から50℃位で保温出来るもの。湿度も高い方が良い。
- 冷蔵庫 最後に発行を安定?させるのに使用。
入手が困難と思われるのは保温器。Webではアイスボックスとホッカイロを使用して代用している例が挙げられていました。それも手軽で良いのですが、今回は思い切って保温器を自作する事にしました。
保温器の製作
下記が今回製作した保温器の設計図と実物です。
- 設計図
- 板材で箱を作り保温器の外形とする。
- 箱の底に電気こたつで使用されているヒータを設置
- 今回はこれを使用ー>[山善] こたつ用 ヒーターユニット YH-303 [メーカー保証1年]
- ヒータの上に敷居を設け、その上に角型缶(金属製)を乗せる。
- 角型缶はこれを使用ー>厚さ(mm)0.32 サイズ18L 寸法(幅W×奥行D×高さH)(mm)238×238×348
- この缶の内側に納豆を入れる。
- 暖められた時に変なガスが出ないように金属缶を選びました。
- 外形の箱と内側の缶との間に空間を作り保温効果が上がる事を期待。
- 缶の蓋を木で囲って保温器の蓋としています。
- 保温器のサイズは、内のりで 縦x横x高さが約30x30x46(cm)位。
- 実物
- 保温器を上から見た図。
- 保温器の底にヒータを設置。
- ヒータの上の4隅に缶受け用の敷居を配置。
- 保温器の中に缶を設置
- 缶の四隅にはRが付いているので外周との間に隙間が出来ます。
- その隙間をアルミテープで埋めています。
- ヒーターの電源と温度調節レバー
- 箱の1面にヒータの電源と温度調節レバー用に小窓を開けました。
- このレバーを回して温度を調整する予定です。
- 保温器の蓋
- 缶に付いていた蓋を木で作った蓋に貼り付けたものです。
- 完成品
- 蓋をするとこんな感じになります。
- 保温器を上から見た図。
温度と湿度を測定するために
保温器の中の温度と湿度を測定するために温湿度計が必要です。できればセンサー部が本体と別れていて、センサー部を保温器の中に、本体は保温器の外に置きたいところです。条件に合う物をWebで探してこれを見つけました。ー>waves 2個セット 小型 デジタル 温湿度計 外部プローブセンサー
この温湿度計を下記の様に配置して温度を測定しました。
いざ測定
ヒータの温度調節レバーを最低にし、保温器の蓋を締めて測定を開始しました。
温度の値は下記の様に見えました。
- 電源オンから保温器内の温度が徐々に上がる
- ある程度上がったら、そこから徐々に下る。
- 電源オン後約25分すると約60℃近辺に落ち着く
- ここから先は大きな温度変化は無い
- イメージとしては下のグラフの様。
この保温器、時間はかかりますが一定の温度にはなる様です。一定の値に成ってからのばらつきも小さい様に見えます。温度管理は良い様に見えます。ただ、最低温度設定で最終的に60℃に保たれる様です。納豆の発酵温度(40から50℃)に対して高い値になるのが残念。
次回は
時間を決めて値をプロットすれば正確なグラフになると思いますが、流石に保温器の前に1時間位座っている気持ちになれませんでした。そこで、次回は温湿度測定器(ESP32を使用したロガー)を作って温度と湿度の変化をグラフに書こうと思います。