NJW4616 WM調光機能付き定電流LEDドライバ

秋月電子で売っているLEDライトを駆動するドライバーです。特徴は

・電源電圧範囲:2.5V to 40V
・出力電圧:40V max.
・出力電流:20mA to 300mA
・出力電流精度:±1.5%
・最大11灯駆動 (LED Vf = 3.4Vの場合)
・消費電流:450μA max.
・PWM調光機能 / イネーブル機能 (共通端子)
・過電流保護機能内蔵
・サーマルシャットダウン回路内蔵
・LEDショート保護回路内蔵 (ヒステリシス付き)
・パッケージ:SOT-89-5

電源電圧範囲が広くいろんな用途に使用できます。使い方は添付資料によると

  • VccとLED端子:
    • ここにLEDをつなぐ
  • Rs端子:
    • LEDに流れる電流を設定する。Rsの値は下記の計算で求める
  • EN/PWM端子:
    • ここをLOWにすればLEDがOFF。HIGHにすればONになります。
    • パルスをいれれば明るさの調整が可能。

動作確認回路

下記のパーツを使って動作の確認をしました。

作った回路はこんな感じ

  • Rsの値:
    • LEDに流す電流は60mA。上記の式からRsの値は、0.2/0.06=3.3Ω
    • Rs端子とGNDの間に3.3Ωを入れる。
  • 12Vはバッテリー
  • LEDはLEDユニット。
  • EN/PWM:
    • Cds(GL5528)を使用して暗くなったら自動で点灯する様にしました。
    • CdsによりEN/PWM端子の電圧がHIGHレベルになる(暗くなる)とLEDが点灯します。
    • 抵抗値を変えると点灯する暗さの調整が出来ます。今回は、500KΩで希望のくらいの暗さで点灯しました。

ウォームホワイト色LEDユニットOSMW03C12GP-WarmWhite 32mmΦ は単体で動作する製品です。ウラ面に有る+、ーパッドに電源をつなげばLEDが点灯します。試しにバッテリーをつなぐと確かに点灯しました。

HPにある資料を見ると回路は以下の様になっています。

今回はLEDのみ必要なので、上部のICを外して使います。

外したICの下左のパッドがLEDとつながっています。ここを12V(NJW4616の5番)に、マイナス印のパッドをLED端子(NJW4616の4番)に繋げばOKです。

また、NJW4616はとても小さい素子なので変換基板を使用しています。変換基板のハンダ付はかなり難しいです。

点灯明るさの調整に幾つかの抵抗を試して500kΩとしました。

最後に

意外と簡単にLEDのオンオフが出来ます。こんな小さなドライバーでLEDライトのオンオフが出来るんですね。