ここで使った7”LCDを使ってRaspberry PI単体で動くVolumioを作りましたが、ここでは7”LCDの代わりに3.5”touch panel(SPI)を使う場合の説明です。

ハードの準備
Raspberry PI3B+、3.5”LCD、mouse, Keyboardを以下の様に接続しています。

Set UP
7”LCDと同様のSetUpを行えばと思っていたらそうではありませんでした。
ここまでは7”LCDと同様。ここからが新規手順です
- SSHを有効にする。
- 別のPCでブラウザを上げ、URL欄に”volumio.local/dev”と入力すると下記の画面になります。
- SSHラベルの下の”ENABLE”ボタンをクリック。(押した感覚が無いのですがとにかくクリック)
- これでSSHが有効になります。
これ以降はPCでRaspberry PIにSSH接続しモニタでセットアップして行きます。
- PCからRaspberry PIにSSH接続する。
- モニタを上げて”ssh volumio@volumio.local”と入力。
- パスワードを聞かれたら、”volumio”と入力。
- モニタで以下を入力(ここを参照しています)
sudo apt-get -y install xserver-xorg-video-fbturbo
sudo apt-get -y install xserver-xorg-input-evdev
sudo cp /usr/share/X11/xorg.conf.d/10-evdev.conf /usr/share/X11/xorg.conf.d/45-evdev.conf
sudo curl -L https://github.com/goodtft/LCD-show/raw/master/usr/tft35a-overlay.dtb -o /boot/overlays/tft35a.dtbo
sudo curl -L https://raw.githubusercontent.com/goodtft/LCD-show/master/usr/99-calibration.conf-35-90 -o /etc/X11/xorg.conf.d/99-calibration.conf
sudo curl -L https://raw.githubusercontent.com/goodtft/LCD-show/master/usr/99-fbturbo.conf -o /usr/share/X11/xorg.conf.d/99-fbturbo.conf
cat >> /boot/userconfig.txt <<EOL
dtparam=spi=on
dtoverlay=tft35a
EOL
- sudo rebootを実行してVolumioを再起動
真っ白な画面が真っ黒に代わり、辛抱強く待っていると下記の様にVolumioのメイン画面がLCDに表示されます。

- 3.5”LCDに表示されたVolumioのメイン画面
- タッチ機能もちゃんと働き出来たと思ったのですが、
- メニューのMusic等を選んだ時の画面の右端が表示されない事が分かりました。
- 表示されない部分には上下のスクロールバーが有り、これが選べないので表示されている項目以外の項目が選べません。
Driverを変えたり幾つか思いつく所を試したのですが、どうしても右端が切れてしまいます。このままでは使えません。とても残念です。
最後に
今回は画面の右側が切れてしまい使えない結果になりました。何とかカンバックしたい所ですが、今回はここまでとします。